予防医療
ワクチン
母親からの免疫(移行抗体)がなくなる8週齢頃から接種を開始します。当院では1ヶ月ごとに2回の接種を推奨しています。その後は1年に1回の追加接種となります。
ワクチン接種時には、便をご持参ください。まれに寄生虫に感染していることがあり、その場合、ワクチン効果の減弱や感染が重篤化することがあります。
※ワクチン接種時には便検査を無料で行っております。
犬のワクチン
6種混合ワクチン
- ジステンパーウイルス
- パラインフルエンザ感染症
- 犬伝染性肝炎
- パルボウイルス感染症
- アデノウイルスⅡ型(犬伝染性喉頭気管炎)
- コロナウイルス感染症
9種混合ワクチン
- ジステンパーウイルス
- パラインフルエンザ感染症
- 犬伝染性肝炎
- パルボウイルス感染症
- アデノウイルスⅡ型(犬伝染性喉頭気管炎)
- コロナウイルス感染症
- レプトスピラ感染症(カニコーラ、コペンハーゲニー、ヘブドマディス)
猫のワクチン
3種混合ワクチン
- 猫ウイルス性鼻気管炎
- 猫カリシウイルス感染症
- 猫汎白血球減少症
5種混合ワクチン
- 猫ウイルス性鼻気管炎
- 猫カリシウイルス感染症
- 猫汎白血球減少症
- 猫白血病ウイルス感染症
- 猫クラミジア感染症
6種混合ワクチン
- 猫ウイルス性鼻気管炎
- 猫カリシウイルス感染症(3種)
- 猫汎白血球減少症
- 猫白血病ウイルス感染症
※4種混合ワクチン、5種混合ワクチンをご希望の場合、事前に猫白血病ウイルス検査を受けて頂くことをおすすめします。
混合ワクチン接種は、主に伝染病などの病気を予防するものです。
1年に1回の接種が必要です。当院ではワンちゃんで6種及び9種、ネコちゃんで3種及び5種、6種の混合ワクチンを接種しています。
何種の混合ワクチンにするかは、飼育環境やお散歩コースによって相談の上、飼い主様に選んでいただきます。
子犬・子猫では開始時期によって2~3回の接種が必要となり、生後8週から2回の接種が必要となります。
混合ワクチンはまれに接種時の副作用があるため、獣医師の診察後に接種していただきます。
予防のできる病気
犬フィラリア症
フィラリア症は蚊に刺されることで感染する寄生虫疾患です。フィラリア虫体は犬の心臓や肺動脈に寄生します。 咳が出る、息切れしやすい、お腹が膨れてきたなどの症状がみられたら早めにご相談ください。重度の寄生の場合フィラリアが心臓の弁にからまり命を落とすことがあります。
犬フィラリア症は、きちんと投薬すれば予防できる病気です。予防を怠ると「知らない間に感染していた」ということがあります。投薬は毎月1回となります。投薬期間(当院では5月~11月末をお勧めします)はしっかりと投薬してください。
予防薬
現在では注射や錠剤、チュアブル(お肉などの味がついたもの)などの内服タイプと、背中にたらす外用タイプがあります。 フィラリアの予防効果はどれも変わりませんが、お腹の寄生虫やノミ・ダニなども一緒に予防できるものもありますので、詳しくは当院スタッフまでご相談ください。
注射薬
1回の注射で12ヶ月の予防。便利だよ〜。
飲み薬
1ヶ月に1回のおいしいごちそうで予防できるよ。
スポット
注射もおやつも苦手な子へ背中にたらすだけのカンタンタイプ。
ノミ・マダニ症
ノミ・ダニに咬まれることによって皮膚病や腸内寄生虫が寄生する原因になります。ノミ・ダニから人にも感染する病気がありますので予防、退治をしっかりしましょう。
予防薬
ノミ、マダニともチュアブル(お肉などの味がついたもの)などの内服タイプと、背中にたらすスポットタイプの外用薬を使用します。毎月1回の定期投与によってしっかり防除できます。大切な家族が痒み、病気で苦しまないようにしっかり予防してあげましょう。ノミ・マダニ以外にフィラリア、お腹の寄生虫も一緒に予防できるものもあります。お気軽にご相談ください。
■歯の手入れ
当院で歯磨き指導行っております。
■毛の手入れ
毛玉のケアだけでなく、皮膚病や腫瘍、ノミ・ダニの早期発見、オーナー様とのコミュニケーションの一つとしても大切です。定期的にやってあげましょう。